危機管理の基礎について説明します。
危機管理という言葉の始まりはドイツにあります。ドイツが第一次世界大戦で敗北した際に莫大な賠償金の支払いに陥った時に生まれた言葉で、それが英語圏に伝わってリスクマネジメントとなりました。そして、1929年の世界大恐慌の際の保険業界において危機管理という言葉が頻繁に使われるようになったのです。その時は事後対策といった意味合いで使われていたようです。
日本で危機管理に値するリスクマネジメントが導入されたのは1950年代で、アメリカより導入されました。当時はリスクマネジメントだけの要素が強く、企業でのみの使用だったのですが、1970年代には危機管理と訳されて広く日本中で使用されるようになりました。その頃には経済危機以外に防災や防犯の意味合いでも用いられるようになりました。
その後、1980年代以降は国家間の安全保障などの政治的や軍事的要素を持つ言葉として定着していきました。この頃から大企業の多くが、危機管理が必要な時のマニュアルのようなものを作成するようになりました。また、2000年問題以降は中小企業においても危機管理体制が敷かれるようになったのです。そして現在では、危機管理における資格やマニュアル等も世間的に注目を浴びるようになりました。
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